- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.09.14
2020年9月14日-尾瀬沼ビジターセンターより(湿原の芸術家)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:晴れ
■気温:16.3℃(9時)21.9℃(昨日の最高気温)15.1℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
今朝は晴れています。だんだん気温が低くなってきていて、1枚上着を着込みました。
そろそろ、大江湿原の草紅葉が始まっています。
そこで今日から毎日、ブログの中で紅葉情報をお知らせします。
【展望デッキより沼山峠方面】
さて、昨日は赤田代~見晴~沼尻の巡回に行ってきました。
見晴から出発したので、いつもは見ることがほとんどない早朝の見晴、赤田代の様子を見ることができました。
朝露に朝日があたり、キラキラと輝いていたのは、クモの巣でした。
昼間では景色に溶け込んではっきりとは見えません。また、だからこそ獲物が掛かるわけです。
クモは網目の見事な巣をかける芸術家であり、また、昆虫を狩るハンターでもあるのです。
こんな見事な罠を仕掛けるのはどんなクモなのでしょう。
巣のほころびを繕っていたので拡大してみると、アカオニグモでした。
見事な巣をはるだけでなく、直接的に花の蜜を吸いに来る昆虫を捕食することもあるクモです。
その他にも面白い巣がありました。
立体的に編み物をしたような巣です。
どのように編み上げたのか、その技術に唯々感心しました。
実にクモというのは芸術家のようです。
他にもいろいろな形の巣があるだろうと思います。
それを探すのも楽しいなと思いました。
この季節、尾瀬にお出でになる際は、朝夕の冷え込みがありますので服装を工夫してください。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:渡邉