- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.08.22
2020年8月22日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼ビジターセンター周辺の花)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:21.0℃(9時)28.7℃(昨日の最高気温)17.7℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
先週オコジョに出会ってから、なんとなく木道の下や周りを気にするようになってしまいました。
そんなとき、ふと小さな花が目に入りました。ウメバチソウです。
よく見ると、細かな毛のようなものがたくさんあります。
雄しべかなと思ったら、雄しべはその根元の膨らんだところから出てくるそうです。
1日に1本なので、雄しべの数を数えると、咲いてから何日目の花か分かるそうです。
これは秋に尾瀬沼周辺でよく見られるオクトリカブトです。青紫の花がとても鮮やかです。
しかし、トリカブトといえば猛毒の花です。しかも、花だけでなく葉、茎、根、全身が毒です。
木道のすぐ脇に咲いていても、素手で触るのはやめましょう。
また、昆虫が受粉を助けているからといって花の蜜に毒がないのかといえばそうではありません。
養蜂家はトリカブトの咲く秋には採蜜をやめるそうです。
これも尾瀬の湿原を彩る花の一つ、ミズギクです。
よく見ると、花の裏側や茎に毛がたくさんあります。
ミヤマアキノキリンソウです。名前のとおり、まさに秋を代表する花です。
アキノキリンソウとどこが違うのでしょう。
つい、「ミヤマ」と名が付く理由を知りたくなりませんか。
ビジターセンターの周辺を歩くだけでも、ちょっとした花の不思議を発見できます。
不思議だな。なるほど。
こんな風に自然と接することができれば、もっと楽しくなります。
一緒に尾瀬を歩いてみませんか。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:渡邉