- 山の鼻ビジターセンターブログ, 今日の尾瀬
- 2020.08.08
2020年8月8日ー山の鼻ビジターセンターより(ツキノワグマの痕跡)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
研究見本園周辺でツキノワグマの目撃が多発しているため、当面の間研究見本園への立ち入り封鎖を行っております。
研究見本園入り口に封鎖情報を掲示しておりますので、付近に立ち寄られる際はご注意ください。
なお夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:曇り
■ 気温:25.3℃(最高気温) 17.7℃(最低気温)
本日は山ノ鼻地区で目撃の多いツキノワグマについて
書いていきたいと思います。
この時期、ミズバショウの実を食べに来るツキノワグマが
尾瀬ヶ原のいたるところで目撃されるようになります。
「ツキノワグマが生息している」という事実は、
「豊かな自然が残っている」という証拠でもあります。
さて、そんな豊かな自然が残る尾瀬のツキノワグマですが、
じつはみなさんの歩いている木道付近でもいろんなところに痕跡を残しています。
「この写真の中には2つのツキノワグマの痕跡があります」
「まずわかりやすいのは、こちらのフン」
「そして看板には噛まれた跡が(黒い毛もついています)」
「至仏山の東面登山道登山口にも痕跡がありました」
「噛まれた跡」
ブログの上記にもありますが、ただいま植物研究見本園は
ツキノワグマが痕跡を見てわかる通り、活発に活動しているため
通行を制限させていただいております。
「通行止め区間は植物研究見本園全域です(※至仏山へ向かうコースは通行可能です)」
至仏山を東面登山道から登られる方は通行可能になっていますが、
通行される際は速やかに立ち止まらずに通行していただきますよう、
お願いいたします。
また、尾瀬ヶ原方面や至仏山でもツキノワグマが目撃されます。
つまり、尾瀬全域がツキノワグマの生息域です。
ツキノワグマと共存するために、
ツキノワグマのことを正しく知って行動しましょう。
担当:萩原