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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2020.08.03

2020年8月3日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳巡回)

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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:晴れ
■気温:18.3℃(9時)21.2℃(昨日の最高気温)12.0℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆様こんにちは。
東北地方南部の梅雨明けが昨日発表されて、早速の燧ヶ岳巡回でした。
巡回ルートは御池新道→見晴新道です。前日に晴れの天気予報が出ていたので暑くなることを危惧して、いつもより早めの6時頃から巡回を開始しましたが、すでに大勢の登山者の方が登られていました。御池新道は岩ゴロの登山道で、大きな段差を進んでいくときには、手も使っての全身運動になります。(登山開始前にはしっかり準備体操が必要ですね。)両手でストックを持たずに、最低片手は空いている方が安全で楽です。また毎日続いていた雨の影響で、ぬかるみに苦戦しているかたも多くみられました。

【岩ゴロの御池新道】

そんな御池新道の楽しみは広沢田代・熊沢田代の二つの大きな湿原です。ちょうど今はキンコウカが見頃で、キンコウカの花の黄色と清々しい青空とのコントラスト、山容をはっきりと現した燧ヶ岳の景色が相まってとても美しかったです。

【熊沢田代】

そんな二つの湿原を過ぎると、7合目付近に150m位直登するガレ場が出てきます。(先月まで残雪がありましたが、今は完全に溶けました。)浮き石に注意しながら、ジグザグに登っていくと疲れにくいです。
そこも過ぎると見られる景色もどんどん良くなってきます。

【8合目からの景色】

写真の真ん中には、熊沢田代、そして左の方から続く稜線の先には会津駒ヶ岳があります。
そんな景色のご褒美を貰いながら、頂上に到着です。一つ目の頂上 俎嵓(まないたぐら)からは尾瀬沼が、そこから20分程の燧ヶ岳最高峰の柴安嵓(しばやすぐら)からは尾瀬ヶ原が一望できます。

【俎嵓からの尾瀬沼】

【柴安嵓からの尾瀬ヶ原】

頂上からの景色を堪能し、見晴新道から下山です。柴安嵓から少し下ると、お花畑があります。今はジョウシュウオニアザミ・ハクサンフウロ・エゾシオガマ・ヤマハハコ・オトギリソウ等が見られます。

【ハクサンフウロ】

それから先は少し礫地を下ると、登山道は林内に入ります。登山口までの大部分でぬかるみや水たまりがあります。

【見晴登山道の様子】

登山靴+ゲイターで対策し、滑りやすいので気をつけて下りましょう。

昨日はそれほど気温も高くなりませんでしたが、高くなると大変蒸し暑く、いつもより水分を必要とします。燧ヶ岳は、登山道上には水場はありません。事前に充分な水を用意して、こまめな水分補給で熱中症対策をしましょう。

体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。

担当:大澤

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