- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.08.04
2020年8月4日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼巡回の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:20.0℃(9時)23.4℃(昨日の最高気温)16.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
梅雨があけたと思ったら早速台風が日本列島に向かってきているようですね。
明後日には北日本に近づく恐れがあるということで、まだ雨対策は怠れません。
さて、昨日は尾瀬沼巡回に行ってきました。
早稲の砂風(わせのすなっぷう)からは、燧ヶ岳を望むことができました。
南岸から皿伏山分岐の方へ約15分ほど進むと大清水平が現れます。
【大清水平】
大清水平の湿原では、コオニユリやキンコウカが咲いていました。
人通りの少ない静かな湿原です。
ですがここまでの道のりには倒木が多数存在し、ルートも極めて不明瞭です。
大清水平に向かう際は、道迷いしないよう目印をしっかりと確認しながらお進み下さい。
沼尻ではこんな植物を見ることができました。
【ヒツジグサ】
少し紅葉したヒツジグサの葉が沼尻の池塘を彩っていました。
グラデーションが綺麗です。
【イワショウブ】
イワショウブは別名ムシトリゼキショウと呼びます。
茎の部分を触るとネバネバすることからそう呼ばれています。
これはアリなど地面を歩く虫に花粉をつけられても移動するまでに花粉を落としてしまうことから、
役に立たない虫を寄せ付けないためだと考えられています。
もしイワショウブを見つけたら、茎の部分を「そっ」と触って確かめてみてはいかがでしょうか。
体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:緒方