- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.07.31
2020年7月31日-尾瀬沼ビジターセンターより(大江湿原のニッコウキスゲを振り返って)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨のち曇り
■気温:16.4℃(9時)18.9℃(昨日の最高気温)14.8℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日は、7月9日から開始したニッコウキスゲの定点写真を振り返りたいと思います。
尾瀬に足を運ばれた方もそうでない方も、ブログを通して今年のニッコウキスゲの移り変わりを少しでも感じていただけたら幸いです❀
~枯れたシラカバ付近から尾瀬沼の方向(南)を向いて撮影~
【7月12日】
3日前に比べてオレンジ色が目立ってきました。
天気はどんより曇り空です。
【7月19日】
晴天!前日18日も晴天で、尾瀬沼はたくさんのお客様でにぎわいました。
ニッコウキスゲも太陽の日差しをいっぱいに浴び、元気にその花を咲かせています。
【7月24日】
この日は4連休の2日目。
連休ということもあって、たくさんのお客様に足を運んでいただきました。
ありがとうございました。
5日前の写真と比べると、少し花数が減ったように見えます。
【7月31日】
花は終わり、種を付け始めています。
オタカラコウやコオニユリなど、ニッコウキスゲではないオレンジ色のお花が目立ち始めました。
1か月を振り返って、今年の見頃は19日前後だったように思われます。
~昨年のニッコウキスゲの様子~
【2019年7月25日】
昨年は豊作の年だったようで、ピークは25日前後でした。
近年、大江湿原ではシカの食害による被害に悩まされています。
上記の写真から、ニッコウキスゲもシカに食べられていることが分かります。
このような被害を減少させるためにシカ柵の設置や捕獲するなど対策を行っていますが、
尾瀬全体の悩みの種となっています。
シカ柵設置の様子は、2020年6月10日-尾瀬沼ビジターセンターより(シカ柵設置の様子)をご覧ください。
都道府県をまたぐ移動の自粛は解除されましたが、尾瀬では山小屋や休憩所の多くが休業しており遭難救助は困難です。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:緒方