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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2020.07.11

2020年7月11日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳(長英新道~見晴新道)の様子)

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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨
■気温:16.2℃(9時)19.9℃(昨日の最高気温)16.1℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
梅雨らしく、とても雨の多い天候が続いています。

大江湿原では、ニッコウキスゲが日々増えてきています。まだまだ見頃とはいえませんが、例年より早い開花なので見頃は早くなるかもしれません。

さて、天候が不安定な中、燧ヶ岳への登山者も増えてきました。昨日はその燧ヶ岳を長英新道から俎嵓へ登り、柴安嵓を経て見晴新道を下山してきたので、様子をお伝えします。

【ぬかるんだ登山道】

長英新道は、斜度はたいしたことが無いものの、登山道は沢のようなぬかるみが多いです。
足元にスパッツを履くなどぬかるみ対策が必要です。
【長英新道山頂の俎嵓】

山頂は「俎嵓」。この「嵓」というのは「岩、岩場」の意味があります。
まさに9合目からは岩場が出てきます。
見晴へ下る「柴安嵓」も同様に山頂周辺は岩場です。
足を滑らせないように気をつけましょう。

【柴安嵓直下の小雪渓】

見晴新道へはいったん鞍部に下りてから柴安嵓へ登り返します。
途中、小さな15m程の残雪があります。滑り落ちないようにキックステップで安全に登りましょう。
【見晴新道山頂の柴安嵓】

燧ヶ岳最高峰は柴安嵓の2,356mです。
ここから標高差約900mを下ると見晴に着きます。
初めはやはり岩場からです。
【下りの岩場】

岩場はペンキの矢印がルート案内ですが、上からだと見えにくくなります。落ち着いて下山しないと、ルートを外し道迷いになってしまいます。

【新しくできた木の階段】


6合目まで来ると、急斜面に木の階段が出てきます。昨年新しく設置したそうです。
滑りやすい急斜面もこれで安心して下れます。
3合目までに3カ所あります。
でも滑りやすいところがあるので、一歩一歩確かめておりましょう。

【木のマーク】

3合目から下は、なだらかな広葉樹林帯を下ります。
ここまでくると、ルートを示すピンクテープ(一部水色テープ)の間隔が広がっているところがあり、道迷いの原因になりそうなところがあります。
そんなときは、大きな木の幹の赤いペンキの印を探しましょう。
これで安全に下山できます。

まだまだ細かな情報やお花の情報等については、尾瀬沼ビジターセンター内に情報コーナーがありますので、燧ヶ岳登山の際はお立ち寄りいただき、安全な登山のための情報を得てください。

最後に、都道府県をまたぐ移動の自粛は解除されましたが、尾瀬では山小屋や休憩所の多くが休業しており遭難救助は困難になっています。登山される際には、ご自分の体力や体調にあわせた計画で、必要な装備を準備し、現地の情報をもとに、安全で楽しい登山となるようにしてください。
くれぐれも冷静な判断と周到な準備をお願いいたします。

担当:渡邉

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