- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.07.06
2020年7月6日ー山の鼻ビジターセンターより(植物研究見本園の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■ 天気:雨
■気温:18.3℃(最高気温) 15.4℃(最低気温)
停滞前線が北上してきて今日は雨が降り続く1日となりました。
尾瀬ヶ原に出ると雨風が防げる箇所がほぼ無くなるので、レインウェアの有難みがよく分かります。
たまに雨対策は傘のみで尾瀬にいらしている方を見かけますが、風が強いと傘が役に立たない事もありますし、木道で人とすれ違う時も邪魔になったりしますのでレインウェアをご用意されるのが良いと思います。
今日は、天候の悪い日でも気楽に散策できる植物研究見本園をご紹介します。
至仏山荘から右へ行くと尾瀬ヶ原になりますが、真直ぐか左へ行くと植物研究見本園となります。
植物研究見本園は一周約30分で周ることが出来、中通りだと短縮して15分ほどで周ってくることが出来ます。
春にはミズバショウやミツガシワなどが咲き誇り、今ではニッコウキスゲ、カキツバタ、ヒオウギアヤメ、ワタスゲ、トキソウ、サワランなどを見ることが出来ます。
今日は雨で濡れてしまったので、ワタスゲがワタを飛ばすのをためらっている様でした。
見本園の奥にはクマ鐘が設置してあります。7月下旬頃の、熟したミズバショウの実はツキノワグマの貴重な食料になります。ツキノワグマに自分の存在を知らせるために鐘を鳴らしてから歩いて下さい。
植物研究見本園以外でも、ミズバショウのある場所は鈴を鳴らすなど、人の気配をクマに知らせるようにしてください。
担当:坂上