- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.06.29
2020年6月29日-尾瀬沼ビジターセンターより(沼山峠からの登山道)
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都道府県をまたぐ移動の自粛が解除されましたが、尾瀬では山小屋や休憩所の多くが休業しています。
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、檜枝岐村内施設の営業自粛要請等を踏まえ、6月中は閉館となります。
当面の間、本ブログでは、登山道情報等を中心に不定期に発信していきます。
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■天気:曇り
■気温:11.9℃(9時)19.5℃(昨日の最高気温)10.6℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
このところ梅雨らしく雲が低く垂れ込め、雨が降ったりやんだりのはっきりしない天候が続いています。
尾瀬への入山を自粛していただいているのですが、7月に入ると交通機関が再開されるようですので、沼山峠からの登山道についてお知らせします。
登り始めると、木道の右脇に写真のような番号が付いています。
これは、登山口からの距離を表していて「002」は「登山口から200m」という意味です。
200mの印を過ぎると登り勾配が急になります。
この勾配は徐々に緩やかになりますが、「006」の印までおよそ400m登りが続きます。
「007」付近から登山道は下りへと変わり、「009」地点過ぎに休憩所が出てきます。
休憩所を過ぎたら、いよいよ本格的な下りにかかります。ここで、気をつけることが出てきます。
それは、休憩所を出てほどなく、古い木道へと変わることです。古い木道なので、老朽化して破損している箇所がいくつか出てきます。
【破損した木道】
滑りやすい上に破損箇所が出てくるので、大江湿原までの下りは足元を確かめながら慎重に歩きます。
【大江湿原への出口にシカ侵入防止柵】
「017」地点まで下ってくると、シカの食害から貴重な植物を守るためのシカ侵入防止柵が設けられています。ここを通過すると湿原はもうすぐです。
林間を抜けると、そこは大江湿原です。「018」つまり沼山峠から1.8kmで大江湿原に到着です。
ちなみに尾瀬沼ビジターセンターまでは「032」つまり3.2kmです。
都道府県をまたぐ移動の自粛は解除されましたが、尾瀬では山小屋や休憩所の多くが休業しており遭難救助は困難です。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:渡邉