- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.06.14
(8月15日公開)2020年6月14日-尾瀬沼ビジターセンターより(恵みの雨)
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環境省尾瀬沼ビジターセンターは、檜枝岐村内施設の営業自粛を踏まえ、6月中は閉館しておりました。
本ブログでは、自粛期間中の尾瀬の様子をさかのぼってご紹介させていただきます。
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■天気:雨
■気温:15.7℃(9時) 17.2℃(昨日の最高気温)15.7℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日も雨の尾瀬沼です。気象庁のHPによると、東北北部も梅雨入りしたということですので、尾瀬も梅雨に入ったのでしょう。
こちらは梅雨入りしたばかりですが、沖縄ではすでに梅雨明けが発表されており、平年より11日、昨年より28日早い梅雨明けになったようです。早い梅雨明けでは水不足が心配されますが、梅雨期間の沖縄の降水量は平年値を上回っているようなので、少し安心ですね。
尾瀬では6月に入ってからしばらく晴れが続いて湿原の水分が少なくなっているようで心配でしたが、ここ数日の雨で元気になったようで、咲き始めた花を紹介します。
【ミツガシワ】
このエレガントな姿のミツガシワはニホンジカの大好物で残念なことに掘り返して根が食べられてしまうことがます。
【ミツバオウレン】
下の方に映っている三つの葉がミツバオウレンの葉です。
【サンリンソウ】
まとまって咲くので見つけやすいサンリンソウはニリンソウとそっくりです。茎に直接葉が付いているのがニリンソウで、葉っぱに柄があるのがサンリンソウです。
湿原以外でも花が元気に咲いています。
【マイヅルソウ】
これから林内でよく見かけることになるのが、マイヅルソウ。ツルが舞っているような華麗な姿です。
【ノウゴウイチゴ】
階段の脇に咲いていました。花が終わればイチゴに。
雨が続くと少しうんざりしますが、植物が生き生きと花を咲かせ、青々と茂らせる様子を見ると梅雨の時期も悪くないなと、思えます。
担当:大澤