尾瀬入山の儀式(誰でも参加できる尾瀬保護の作業 - 種子落としマット)

解説

 オオバコやシロツメクサ、ヒメジョオンなどは私たちの家の周りでふつうに見られる植物ですが、尾瀬でも建物の周辺でこうした人里の植物が見られます。

 もともとは尾瀬になかったこれらの植物は、私たちが知らずに靴底や荷物に付けて尾瀬に持ち込んでしまったものです。

 湿原などの厳しい環境には入り込めないと考えられていますが、荒れた湿原や建物の周りなどには、外来種が入り込んでしまう可能性があります。

 各登山口に敷いてある緑色のマットは、外来種のタネを落とすためのものです。

■鳩待峠登山口に設置された「種子落としマット」

 尾瀬に入山するときには、まずこのマットで靴底の泥などを落とし、できるだけ外からの種を持ち込まないように心がけましょう。

■尾瀬入山の際にはぜひご協力ください