浮島(夏の思い出にも登場する浮島ってなんだろう)

解説

 浮島は池塘の縁が切り離されたり、底がはがれて浮かび上がったりして作られます。

 浮島のように見えても、池塘の底とつながっていて風が吹いても移動しない固定島もあります。

 浮島の表面はミズゴケに覆われ、モウセンゴケやツルコケモモなどが寄せ植えされたように生えています。

 ■研究見本園の池塘に浮かぶ浮島

 木道のなかった時代には浮島に人が乗って、池塘の水面をゆらゆらと漂ったりして遊んでいました。今ではとても考えられないことですね。

 尾瀬ではありませんが、群馬県みなかみ町の大峰沼には本州最大・最古といわれる浮島があり、群馬県の天然記念物に指定されています。