段吉新道

 赤田代から燧ケ岳の西麓のブナ林を横切るように延びるほぼ平坦な道のことです。1932年、温泉小屋が開設された当時、檜枝岐村の御池から赤田代まで行くには、三条ノ滝分岐や平滑ノ滝の横を抜ける道しかありませんでした。そこで、温泉小屋の初代小屋主である星段吉氏が、一家総出でクマザサや雑木を切り払うなどの難工事を行い、約3カ月間の苦労の末、1937年9月に段吉新道を開通させました。

 <うっそうとしたブナ林を行く段吉新道>