秘話 その10
「尾瀬に魅せられて」※2015年4月時点の情報です
牛首分岐、竜宮十字路から歩き、風情醸し出すヨッピ吊橋を渡ると、そこはヨシッ堀田代。ヨシッ堀田代には、高台があり、そこから眺めることができる雄大な至仏山は多くの人々を魅了してきました。そんなヨシッ堀田代にある東電小屋で支配人をしている鏑木文明さんにお話を伺いしました。
東電小屋
鏑木 文明 Fumiaki Kaburagi
尾瀬が本当に好きだったから
「小学生の頃からアヤメ平をはじめ、尾瀬をよく訪れていました。尾瀬にはたんくさんの思い出があり、尾瀬のことが本当に好きだったからこそ、尾瀬で働こうと思ったのです」 と、鏑木さんは東電小屋の食堂の窓から見える、黄金色に輝くヨシッ堀田代の草紅葉を遠目に眺めながら、話をはじめてくれました。 「私は、尾瀬林業観光株式会社(現:尾瀬林業株式会社)の社員として、昭和46年に大清水休憩所に勤務したのが尾瀬での仕事の始まりです。19歳の時でした。当時は、大清水登山口は多くのハイカーで賑わっていて、仕事はとても忙しく、今とは違い住み込みで働いていました。尾瀬号の到着する土日曜日は寝ないで働いていたこともありましたね」 と、当時の様子を思い出しながら、話を続けてくれました。 「大清水休憩所の3年間の勤務を経て、昭和49年から尾瀬沼山荘で山小屋での仕事が始まりました。大清水休憩所の勤務がとても忙しかったので、山小屋の仕事だから大変ということはありませんでした。夏になると、コマクサが見たくて、燧ヶ岳に一週間連続でチャレンジするなどして、楽しい時間も多かったです」東電小屋での思い出
ヨシッ堀田代と東電小屋
尾瀬を楽しむ秘訣 ”コースタイム+30分”
自然解説をする鏑木さん
東電小屋 データ
問い合わせ先 : 0278-58-7311
Website : 東電小屋 ホームページ
小屋前の鏑木さん