- 今日の尾瀬
- 2019.07.14
2019年7月14日-尾瀬沼ビジターセンターより(雨の日の情景)
■ 天候:雨
■ 気温:15.8℃(9時) 20.7℃(昨日の最高気温) 13.7℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
今日はしっとりと小雨模様の尾瀬沼周辺ですが、雨の日はその日ならではの生き物の営みや観察の楽しみ方、情景に出会えます。
そんな撮れたてのカットをご紹介しましょう。
雨に濡れたヒメサユリも趣がありますが、蕊(しべ)の部分に焦点をあてて撮影してみました。
小雨模様とこの色合い、なんとなく似合うと思いませんか。
カラフトダイコンソウの集合果をフキの葉上で見つけました。普段は見過ごしがちな点景ですが、集合果の緻密な造形はちょっとした発見です。
ニッコウキスゲの花弁で一休みするツユムシ(幼体)の仲間。小雨模様の中、いっこうに動こうとしません。本降りとなる前に、雨宿りの場所が探せるといいのですが…
こんな朝は尾瀬沼のほとりもとても静かですが、今日は連休の中日。梅雨の最中とはいえ「花の尾瀬」の到来とともに今日も多くの方たちが訪れることでしょう。つかの間の静寂、そんなシーンを撮ってみました。
ヒオウギアヤメの花弁から落ちる一滴の雫。雨の日ならではのそんな何気ない点景も、気持ちの在り様しだいで興味を惹くものですね。
大江湿原にひっそ咲くオオバノトンボソウ。ニッコウキスゲやカラマツソウ、ヒオウギアヤメたちに隠れて見過ごしがちですが、ちょっと目線を下げてみましょう。大江湿原では少数派のランの仲間ですが、ちゃんと自己主張している姿が見つかるはずです。
★最後にニッコウキスゲの開花状況をお知らせします★
≪大江湿原定点撮影≫
ニッコウキスゲは順調に開花しているようです。本日(7月14日)時点では、まだ点々と咲いている状況ですが、蕾も多く今シーズンは期待が持てそうです。
担当:松田