- 今日の尾瀬
- 2019.06.21
2019年6月21日ー山の鼻ビジターセンターより(尾瀬での靴の話)
■ 天気:曇りのち晴れ
■ 気温:20.5℃(最高気温) 8.2℃(最低気温)
こんにちは。
本日は尾瀬での靴のお話をさせて頂きたいと思います。
靴はハイキング、登山に置いて一番大事な道具と言っても良い道具です。
尾瀬は入山がしやすいため観光地と勘違いされている場合が、たまに見受けられますが、尾瀬ヶ原で標高1,400mの高地になり、行き帰り数時間の歩行が必要となり、天気も変わりやすく、気温の変動も激しかったりと、標高2,000m級の山々に囲まれた山岳地帯となっております。
尾瀬に適した靴も、街でいつも履かれている靴では無く、出来れば雨などで足が濡れない為に防水性能のある登山靴が安全でおススメになります。
それでも尾瀬は登山道の整備がされており、平坦な木道で歩きやすい道が多いので、周囲の山へ登る予定が無ければ、ソールの柔らかい軽登山靴が歩きやすかったりします。
7月1日に開山する至仏山などの周囲の山へ登る場合は、木道の敷いてない登山道が多くなりますので、足を捻ったりしても怪我がしにくい、くるぶしまで覆われている様なしっかりした登山靴がおススメです。
特に至仏山、燧ケ岳は岩場も多く、標高が高くて日当たりの悪い所は残雪も残りやすいので、ソールの堅い重登山靴が良いと思います。
また時折、靴のソールが剥がれた方を見受けられますが、基本的にソールの剥がれた靴は直せません。(重登山靴の場合は直せる物がありますので登山用具店などにお問い合わせ下さい)
ガムテープやテーピングなどで応急的に処置は出来ますが、ガムテープなどでは木道上で滑りやすくなり注意が必要になります。
尾瀬では軽登山靴の販売をしている山小屋があるので安心ですが、他の山域で靴のソールが剥がれた場合、即下山を考えないといけない案件になります。
またソールを剥がれにくくするには、靴の保管方法が大切です。
靴を使用した後は汚れをしっかり落とし、高温多湿になるところを避け、日陰の風当りの良い所で保管しましょう。
保管方法が悪いと2,3年でソールが剥がれることもあります。
ずっと履いてない靴を使われる場合も、ソールにひび割れが無いかなど点検をしてからおでかけ下さい。
安心な靴で安全なハイキング、登山をお楽しみください。
担当 坂上