■天気：晴れ
■気温：10.5℃（9時）17.0℃（昨日の最高気温）5.8℃（今日の最低気温）

孟浩然の詠んだ「春暁」。
「夜来風雨聲　花落知多少」
（そういえば、昨夜は風雨の音がはげしかった。
あの嵐で庭の花はさぞたくさん散ったことだろう。）
の漢詩をふと思い出しながら、

木道に散り積もった落ち葉を眺めながら、
大江湿原をのぞくと嵐に耐えた色とりどりの紅葉が
美しく尾瀬沼周辺を彩っています。

【大江湿原と燧ヶ岳－尾瀬沼の展望台にて－】

大江川も水かさが増して鏡のように空を映し、
三本カラマツ(尾瀬塚)も少しずつ黄葉が始まってきております。

【大江川－秋の空を映して－】

【三本カラマツ－黄葉のはじまり－】

台風24号による影響の詳しい情報は以下になります。
↓

台風２４号による影響について（随時更新）

台風24号が過ぎ去ってまた25号が近づいております。
台風時の登山は大変危険ですので、ご注意下さい。

続きまして、台風が来る数日前のことですが、
このような綺麗な景色が見られました。

【尾瀬沼の夕日－尾瀬沼のビュースポットにて－】

「秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、
からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。」

（秋は夕暮れがよい。夕日がさして、山の端に近くなっているところに、
からすがねぐらに帰ろうとして、3羽4羽、2羽3羽と急いで飛んでいく様子さえも、
しみじみとした趣きがある。）

と「枕草子」で有名な清少納言が記したように、
尾瀬沼の夕暮れもまた趣があって良いですね･･･。

日も短くなってきていますので日帰りでは
少々慌ただしくなってしまいがちですが、
ぜひ、キャンプや山小屋など宿泊して尾瀬の秋を
ゆっくりと満喫してはいかがでしょうか。

日が落ちるのも大変早くなっており、
昼間も肌寒くなっております。
防寒具や雨具などを忘れず、
時間に余裕を持った安全な行程を心がけ下さい。

担当：川上