■天気：晴れ
■気温：13.8℃（9時）14.2℃（昨日の最高気温）5.3℃（今日の最低気温）
空はすっかり高くなり風もひんやりとして、どこか秋の香りがしはじめました。

【大江湿原の様子－秋の訪れ－】

大江湿原を彩る夏の花から徐々に秋の花に変わり、
尾瀬の花の最終ランナー「エゾリンドウ」がゆっくりと蕾を膨らませはじめております。

【エゾリンドウ】

つい数日前には、
期間限定のイベントで尾瀬の魅力を再発見！
「あの人に学ぶ尾瀬」の第２回目、
「総合学術調査で明らかになる尾瀬の植物最新情報」を
群馬県立自然史博物館の大森威宏先生を講師に迎え
現在、尾瀬で行っている総合学術調査をはじめ近年の尾瀬の植物、
鹿による影響などの話を詳しく聞くことができました。

【「総合学術調査で明らかになる尾瀬の植物最新情報」の様子】

私自身も気になっていたことで
「ここ数年、大江湿原のヤナギトラノオを見かけない」という質問をすると、
それはニホンジカの食害によるものであるということを知ることができました。

【ヤナギトラノオ】

ミツガシワやニッコウキスゲ、ミズバショウの葉なども食べ始めているということは
知っておりましたが、他にも様々な植物を食べていることを知り驚きました。

なかなか普段は聞けない話が尾瀬で聞けるイベントですが、
また、次回はどんな話をお聞きすることができるのか楽しみですね。

さて、町の方ではまだまだ夏で暑い日が続いておりますが、
尾瀬は肌寒く気温も１０度代になってきました。

尾瀬を訪れる際は防寒着や雨具などを忘れずにお持ち下さい。
また、日が暮れるのも徐々に早くなってきております。
無理のない時間に余裕を持った安全な登山を心がけください。

皆様の尾瀬へのお越しをお待ちしております。

担当：川上