- 活動報告
- 2011.05.01
「尾瀬を知る」フィールド講座1 「尾瀬ヶ原ネイチャースキーハイキング1」を開催しました
今年も「尾瀬を知る」フィールド講座が始まりました。
まだまだ尾瀬ヶ原は約1mの積雪があり、ミズバショウの開花も1ヶ月ほど先のこと。
でもこの時期の尾瀬では、ネイチャースキーを使ってなかなか足を踏み入れられない場所へと行くことができるという魅力があります。
まず最初の講座では、尾瀬ヶ原とその周りの森をネイチャースキーで歩いてきました。
(左)まずは鳩待峠から山ノ鼻へ入山します。下りとはいえ、ゆったりとおしゃべりしながら歩きます。
(右)尾瀬で最も早くミズバショウの咲く、テンマ沢湿原もこんな感じ。約1mの積雪で数株の芽吹きを見つけただけでした。
(左)山ノ鼻に付いたらお昼ご飯をすませて、まずはネイチャースキーで滑る練習から。
(右)研究見本園をいったりきたりと、これだけでも新鮮な体験ですね。みなさん和気あいあいと、それでも真剣にスキーに取り組んでいます。
(左)少し滑りに慣れてきたので、いよいよ尾瀬ヶ原へスタート!!
(右)天気は小雨でしたが、視界は良好。行く先には燧ヶ岳、振り返ると至仏山のそびえる広大な雪原を滑ります。
という事で、人気の少ない尾瀬ヶ原でパチリ。
(左)帰りはフリー。「どうぞご自由に」というと、みんなあっちこっちへ滑っていってしまいました(^_^;)
(右)わ~、みんなどこにいっちゃうんですか~~。
(左)帰りは山ノ鼻の近くでツキノワグマの冬眠穴を見て、山小屋へチェックイン。今回の参加者にはテント泊! という強者の親子もいらっしゃいました。
(右)山の鼻小屋の夜では、ネイチャースキーだけでなく、テレマーク、クロカンといった雪の上で滑る道具などなど、30分ばかりのセッションを行いました。
(左)翌日は朝霧のたちこめる天気。
(右)それでも参加者のみなさんは元気にスタート。あれ、1晩寝るとなんだか滑りも自然になった感じ。
(左)山ノ鼻の原生林の中で。倒木に腰掛けてみんなで記念撮影。
(右)おろろろ?
この原生林で見つけたミズナラの巨木。
この森が刻んできた時間の長さを感じますね。
森を抜けたところで、尾瀬保護財団スタッフがやっていたツキノワグマ定点観察調査におじゃまして・・・
鳩待峠へゆっくりと歩いて下山しました。
参加者のみなさん、ネイチャースキーはどうだったでしょうか?
また、普段見ることのできない尾瀬の姿を垣間見た2日間だったと思います。
ぜひ今度はグリーンシーズンの尾瀬で会いましょうね。
担当:安類