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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2023.07.23

2023年7月23日-尾瀬沼ビジターセンターより(樹林帯散策で出逢えたエゾスズランとウソ)

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〇尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」「安全登山のススメ」をご確認ください。
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■天気:曇り
■気温:18.5℃(9時)21.4℃(昨日の最高気温)13.9℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆さん、こんにちは♪

今日の尾瀬沼・大江湿原は、朝靄で始まり朝方は青空も見えていましたが、午前の早い時間から雲が張り出し、終日雲に覆われ日中の気温もあまり上昇しませんでした。

【ニッコウキスゲ】

大江湿原のニッコウキスゲはピークを過ぎ花数が減りつつあります。

今日は尾瀬沼キャンプ場周辺の樹林帯の中を散策してみました。

【尾瀬沼キャンプ場】

尾瀬沼ヒュッテさんの脇を奥に進むと28ヵ所のウッドデッキが整備されたキャンプ場があり、この辺りでは多くの野鳥の囀りをゆったりと聞くことができ、時に近くの梢を飛び交う野鳥の姿にも出逢えます。

【オトシブミ類の揺籃】

木道上にはオトシブミ(甲虫)の揺籃をいくつか見つけました。

【エゾスズラン】

エゾスズラン(アオスズラン)は樹林帯の中に咲きますが、その名を知らなければ見過ごしてしまうお花のひとつです。一般的に知る白く鈴の様なスズラン(キジカクシ科スズラン属)とは全く別種で、ラン科カキラン族の植物です。尾瀬ヶ原に見られるカキランと同族のお花です。以前、ビジターセンターの来館者さんから教えていただき、尾瀬沼周辺でも見られるお花だと知り得ました。尾瀬に関する一般的な植物図鑑で記載されていることは殆どありませんが、福島大学の先生が発表している「尾瀬国立公園の自生維管束植物チェックリスト」に記載があります。

【ウソ(オス)】

【ウソ(メス)】

先日、尾瀬沼北岸の樹林帯の中ではウソのペアに遭遇しました。オスは喉から頬のあたりが美しい紅赤色をしており、オス・メスの見分けがつきやすい野鳥です。木道脇の地面で採餌に夢中になっており、今回は2m程の至近距離まで近づくことができました。写真ではメスが口元に何かを咥えています。

登山口から尾瀬ヶ原や大江湿原などに入る際には必ず樹林帯を抜けたり峠を越えますが、湿原だけでなく樹林帯の中でも沢山のお花のリレーが行われています。

きっとまだ見知らぬお花に出逢うことができます。

樹林帯の散策もお楽しみください。

<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日9時からと12時30分からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。

その他に、
◆金曜、土曜及び祝前日の19時からは「夜のスライドショー」を開催しています。
◆特定のテーマに絞ったスライドショーを月に1回、19時から開催します。8月25日(金)、9月22日(金)、10月13日(金)

詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
  電話:090-8137-6006(7:30~16:00) 
どのイベントも無料ですので、どうぞ、ご参加ください。
お待ちしております。

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2023年「第一弾」は尾瀬沼の初夏シリーズです。(朝霧の大江湿原・ノアザミとアサギマダラ・燧ヶ岳と夕焼け・ニッコウキスゲ)

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