- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.07.10
2023年7月10日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳の湿原の様子)
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〇尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
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■天気:晴れ
■気温:20.9℃(9時)22.9℃(昨日の最高気温)16.1℃(今日の最低気温)
こんにちは。
大江湿原のニッコキスゲはいくつか咲き出しましたが、まだ大半がつぼみです。見頃になるにはもう少し時間がかかりそうです。
曇天の合間をぬって青空が見えた先日、御池から熊沢田代まで歩いてきました。今回は、いま燧ケ岳の熊沢田代、広沢田代で見ることができるお花たちを紹介します。
【チングルマ(果穂)】
チングルマもいつのまにか夏を感じさせるふわふわの果穂になり、風に涼しげに揺られていました。草のように見えますが落葉広葉樹です。すると、これはチングルマの林と呼ぶべきでしょうか。
【ワタスゲ(果穂)】
ワタスゲもすっかり姿を変えて、私たちを楽しませてくれます。ワタスゲの花言葉は「揺れる想い」、納得ですね。
【サワラン】
花は小さくあまり大きくは開きませんが、湿原の中で鮮やかなピンク色が目立つサワランは、すぐに見つけることができると思います。
【ヒメシャクナゲ】
ツツジ科のヒメシャクナゲ、学名は Andromeda polifolia と言います。アンドロメダはギリシャ神話に出てくる美女の名前です。よく見ると小さいけれども、美しく立派な木ですね。
【ウラジロヨウラク】
漢字で書くと「裏白瓔珞」です。葉の裏側が白く、花の形がヨウラク(仏像が身につけている装身具)に似ていることから名付けられました。
【アカモノ】
広沢田代に至る登山道には、かわいいアカモノが咲いていました。これから赤い実がなります。
【ハクサンシャクナゲ】
広沢田代から熊沢田代へ向かう木道の脇には、ハクサンシャクナゲも咲き誇っていました。ほかにも青いタテヤマリンドウ、黄色いハナニガナ、白いツマトリソウが咲き、そしてキンコウカの黄色い花が咲きそろうこれからの時期も楽しみです。平日は、熊沢田代も広沢田代も人が少なく、渡る涼風を感じながらベンチでゆっくりとランチでもいかがですか。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日9時からと12時30分からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
その他に、
◆金曜、土曜及び祝前日の19時からは「夜のスライドショー」を開催しています。
◆今月16日(日)、17日(月)、18日(火)には「夏の星空観察会」を開催します。
◆7月20日(木)に「早朝野鳥観察会」を開催します。
1回目 午前4:30~6:00(随時)、2回目 午前6:30~9:00(随時)
詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
どのイベントも無料ですので、どうぞ、ご参加ください。
お待ちしております。
尾瀬沼ビジターセンター