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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2022.08.24

2022年8月24日ー山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺で見られるセリ科の植物)

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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。

2022年(令和4年)シーズンの各施設の営業予定についてはこちらのページをご参照ください。

一ノ瀬公衆トイレが使用できなくなっています。
(詳しくはこちらのページをご参照ください。)
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■ 天気:曇りのち晴れ
■ 気温:23.8℃(最高気温) 15.8℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様こんにちは。
ここ最近の尾瀬は暑くなったり涼しくなったりを繰り返しておりますが、少しずつ秋へと向かっております。

この時期になると尾瀬には色んなセリ科の植物を観察できます。
セリ科は線香花火の様な白い花を咲かせる見応えのある植物が多いのですが、似た物が多くて識別が難しい植物です。

鳩待峠から下りてくる森林内で今咲き始めているのは「シラネセンキュウ」です。

重鋸歯で細かい葉が特徴的です。
セリ科は葉で見分けると分かりやすいです。

山の鼻ビジターセンターのテラス脇には大きなセリ科の植物が咲いています。
一見ミヤマシシウドが咲いているのですが

葉裏を見てみると葉脈に毛が無い事が観察できます。

昔は「ケナシミヤマシシウド」などと呼ばれていましたが
今は「ミチノクヨロイグサ」と呼ぶのが一般的のようです。
鳩待峠に咲いている個体も葉裏を見てみましたが、この付近では「ミチノクヨロイグサ」が多いようです。

尾瀬ヶ原などの湿原でもセリ科の植物を沢山観察できます。

7月の中旬に花を咲かせていたドクゼリも花が終わり実のなっている個体が多くなりました。

今、湿原で咲き始めているのが「オオバセンキュウ」です。

森林内に咲いている「シラネセンキュウ」とは葉っぱが違うので、観察してみてください。

「オオバセンキュウ」を始めセリ科の植物はキアゲハの幼虫の大好物です。

よく見ると幼虫が葉っぱなどを一生懸命食べているのを観察できますので探してみてください。

秋も間近ですね。
今年も尾瀬ヶ原の草紅葉の景色が楽しみです。

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<お知らせ>*
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
200円以上のご寄付を頂いた方に缶バッチを差し上げています。
2022年第四弾 12種の「尾瀬のいきもの」シリーズ
【配布期間:無くなり次第終了】

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※ツキノワグマの目撃が頻発しているため、入山者の安全対策として植物研究見本園を閉鎖しています。
(詳しくはこちらのページをご参照ください。)
※また同じ理由により、7月23日から安全が確認できるまで当分の間、山ノ鼻キャンプ場が閉鎖されました。
お問い合わせはこちらからお願いいたします。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 坂上

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