- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.09.21
2021年9月21日—山の鼻ビジターセンターより(秋の真ん中)
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2021(令和3)年の尾瀬シーズンも、残り僅かになりました。
2021年(令和3年)シーズンの各施設の営業終了・閉鎖予定について随時更新しております
のでこちらのページでご確認ください。
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在閉館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:24.1℃(最高気温) 5.4℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日は中秋の名月にあたる日なので、
昨夜は夜空の撮影に挑みました。
ビジターセンターの上にあがった小望月。
(満月のことを望月(もちづき)といい、その前夜の月は小望月(こもちづき)というそうです。月は明る過ぎて、うまく撮れなかったのですが、大きな明るい月があがったことをご想像ください。)
頭上には、
織姫のベガ、彦星のアルタイル、白鳥座など、夏の大三角形がきれいに見えました。
月が明るすぎる為か、天の川は分かりにくかったです。
尾瀬の短い夏は過ぎてしまったのに、夏の星座が高いところに輝いているのが不思議な感じでした。
こうした晴天のおかげか、今朝の最低気温は5.4℃。
朝はカメラを持つ手がかじかむほどでした。
冷たく澄んだ空気の中で、尾瀬ヶ原を囲む山々がよく見えました。
池塘に映り込む至仏山。
全く雲がかからずに、快晴の空を背景に撮れる日は珍しいです。
逆さ燧の池塘から見た燧ケ岳。
尾瀬ヶ原からは、燧ケ岳の5つの峰がうまく並んで見えます。
草紅葉とシラカバ越しの景鶴山。
尾瀬ヶ原周囲の火山では、最も古いそうで、頂上付近に岩壁が見られます。
尾瀬ヶ原で今もよく咲いているのは、ウメバチソウ。
花の後、実がふくらんでくると、黄緑色でまんまるで、実まで梅に似ています。
数は少ないですが、きれいに咲いていた花は、
ノリウツギ
初めは白かった花がピンク色に変わってきました。
もう1カ月以上、きれいに咲き続けている姿に驚かされます。
この木の材は、パイプ、ステッキ、傘の柄などが作れるそうで、
私は学生の頃、ウツギを使って、火おこしの実験をしたことを思い出しました。
担当:新井