- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.09.08
2021年9月8日—山の鼻ビジターセンターより(実ができています)
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■ 天気:雨
■ 気温:11.3℃(最高気温) 9.1℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日のお天気は雨。気温も低く、寒さを感じる1日でした。
山ノ鼻周辺では、見られる花の数がだんだん少なくなってきていますが、花が咲いた後に、実を付けている木や植物を見ることができます。
ズミ
ヒロハツリバナ
などです。ヒロハツリバナはこれから実が割れて、種が出てきます。その姿は、赤い花が咲いている様に見えます。
白い花が咲いていたイワショウブは赤くなり、草紅葉の始まった湿原の中で目を惹きます。
イワショウブ
ヒロハテンナンショウは、仏炎苞の中に隠れていた花が実になり、目立つようになりました。これから実が赤くなり、もっと目立つようになると思います。
ヒロハテンナンショウ
オオバウバユリ
背の高いオオウバユリは、花の咲いた後、大きな実を付けています。この実の中には平たい種がぎっしり詰まっていて、熟したあと、はじけてこぼれ落ちます。この種から発芽して花を咲かせるまでには、8年もの年月が必要なのだそうです。
姿を変えていくいろいろな植物を見ていると、それぞれが種の保存のために上手く作られているのだろうな、と思います。
尾瀬ヶ原では草紅葉が始まっています。日に日に、湿原の色が黄金色へと変化してきています。
気温が下がってきていますので、防寒対策をしてお出かけ下さい。
担当:加藤