- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.09.02
2021年9月2日—山の鼻ビジターセンターより( 気になる木の話 )
===================================================================
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在閉館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ツキノワグマ頻出のため、植物研究見本園への立ち入り封鎖を行っておりましたが、ツキノワグマの目撃が少なくなりましたので、本日10時より、植物研究見本園の封鎖を解除いたしました。
尚、通行の際には、自分の存在を知らせるために、クマ鈴等の携行をお願い致します。
====================================================================
■ 天気:雨のち曇り
■ 気温:20.9℃(最高気温) 12.8℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
お天気のいい日が続かず、今日も朝からはっきりしないお天気です。
太陽が出ないと気温も上がらず、肌寒く感じます。
鳩待峠から尾瀬ヶ原へ向かう道は、樹林の中の登山道です。鳩待峠の標高が1591m、
尾瀬ヶ原の標高が1400mなので、約200m下る道となります。(帰りはもちろん登りとなります。)
木道が整備されていますが、様々な木々が生育している林の中を1時間ほど歩くことになります。
歩いていると、咲いている花に目が行きがちですが、これからの季節は色づいていく木々の様子を観察しながら歩かれてみてはいかがでしょうか。
樹皮が赤く、つやつやしているのは、ネズコ。こぶができている古木もあります。
ネズコ(クロベ)
すっと伸びている木はカラマツ。針葉樹ですが、黄色く黄葉し、もう少しするとその存在が目立つようになります。
天然カラマツ
山ノ鼻近くには、大きなミズナラの木があります。実がツキノワグマの食料となります。
ミズナラ
他にも、ブナ、シラカバ、ダケカンバ、コメツガ等、様々な木を見ることができます。また、同じ種類の木でも、姿かたちは様々です。紅葉の具合も違います。足元ばかり見て歩きがちですが、時折視線を上に向けて木々を見上げてみてください。
気温が下がってきています。お越しの際は防寒具の用意をお願いします。
担当:加藤