- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.08.26
2021年8月26日—山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺の花と実)
===================================================================
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在休館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ツキノワグマの目撃が頻出しているため、入山者の皆さんの安全を第一として植物研究見本園を一時閉鎖しております。
皆様のご理解とご協力をお願いすると共に、クマ鈴の携帯や朝夕の時間帯は声を出すなど安全対策をお願いいたします。
なお、至仏山入口は見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
====================================================================
■ 天気:晴れ
■ 気温:29.2℃(最高気温) 17.7℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
先日まで大雨が降ったり、気温が下がったりと秋が早くもやって来た様な気候になっていましたが、今日は気温が30℃近くまで上がり暑さが戻ってきた一日となりました。
暑い日は熱中症に、寒い日は低体温症にならない様にお気を付けください。
本日は山ノ鼻周辺で見られる花と実を紹介していきたいと思います。
【オクトリカブト】
言わずと知れた全草が猛毒の花ですが、花の形が雅楽などで被られる帽子の鳥兜に似ているので名前が付いています。
【ミヤマセンキュウ】
セリ科の花は似た種類が多く特定が難しい花ですが、シダに似た形の葉だったのでミヤマセンキュウと判断しました。
【マルバダケブキ】
黄色い鮮やかな花で大きくて目立つ花です。
そろそろ終盤の花で、受粉して実へと変化している個体も見られる様になってきました。
【ヒロハツリバナの実】
先日まで緑色だった実も赤くなり始め、中の種が弾けて飛び出している実もありました。
【ヤマオダマキの実】
紫色の独特の形の花を付けていたヤマオダマキは実になっても独特で面白い形をしています。
これからの季節は花が少なくなり、実を付けた植物が多くなってきます。
歩きながら見つけた実が、どんな花の実なのかを調べるのも山の楽しさのひとつだと思います。
是非、色んな実を探しながら歩いてみて下さい。
季節の変わり目で暑かったり寒かったりと気温の変化が激しいですが、皆様も体調に気を付けてお過ごしください。
担当:坂上