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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2021.08.21

2021年8月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(天高く目線を上げて・・・)

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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:19.4℃(9時)25.1℃(昨日の最高気温)13.9℃(今日の最低気温)

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

朝焼け、朝靄、白虹、青空、夕焼け、満天の星等々、望んでもなかなか都合の良いお天気に巡り会えないのもきっと尾瀬の魅力だと思います。

8月19日の深夜から早朝にかけ大江湿原での星空撮影と早稲の砂風での朝焼け撮影を行いましたのでご案内します。

※星空撮影の時間帯は2時半過ぎから3時半頃、既に月は沈んでいました。
※機材はミラーレス一眼と広角レンズ(絞り値f/4)、露出時間は25秒または30秒、ISO感度は6400または12800です。

【燧ヶ岳に沈む夏の星座】

午前3時過ぎ、夏の大三角形が燧ヶ岳に沈んで行きます。
はくちょう座デネブ(中央)、こと座ベガ(中央下)、わし座アルタイル(左下)と天の川。
日の入りが早くなってきていますので夜7時過ぎ空が澄み月が出ていない好条件となれば天の川を肉眼でうっすらと(感じ)見ることができます。

【カシオペアと北極星】

天頂部この時間は既に秋の星座。カシオペア座はWの形と習いますが角度の関係でほぼ中央部にM型に写っています。

【冬の星座】

東の空には冬の星座オリオン座が横倒しになって昇ってきていました。その上におうし座、プレアデス星団(昴)も見えています。

【木星】

尾瀬看板付近から南側を望むと木星が一際輝いていました。

真っ暗な大江湿原の中、ちょっと防寒対策してクマ鈴鳴らしながらヘッドライトの明かりを頼りに機材を抱え木道をてくてく尾瀬看板まで・・・
なかなか緊張感のある大江湿原の真夜中の散策と撮影でした。

【早稲の砂風からの夜明け】

星空撮影の勢いで早稲の砂風まで足を延ばして朝焼けの撮影を試みました。
適度な雲が朝焼けにも夕焼けにも必要です。逆に雲一つ無い快晴だと朝焼け撮影は空振りとなりますが、東の空を朱色に染める良い雲が出ていました。

【燧ヶ岳と朝焼け】

燧ヶ岳の上の雲は東側の縁が次第に朱色に染まっていきました。
朱色だったり紅色だったり青味や紫など様々な色が混ざり合い、その色合いも刻一刻と移り変わって行く様を眺めているだけで心地よいひとときを味わえます。

【燧ヶ岳と虹】

ふと気がつくと西側に大きな虹が架かっていました。

お花を楽しむときはどうしても目線を下に向けてしまいますが、是非とも天高く目線を上げて尾瀬の空の広さを肌で体感してみてはいかがですか。

*体調に不安のある方や自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。

尾瀬沼ビジターセンター

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