- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.09.02
2020年9月2日ー山の鼻ビジターセンターより(至仏山で見られた実)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
植物研究見本園への立ち入り封鎖を行っておりましたが、ツキノワグマの目撃が少なくなったので、立ち入り封鎖の解除を行いました。
なお夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:曇り時々雨
■ 気温:25.4℃(最高気温) 15.7℃(最低気温)
皆さんこんにちは。
今日は至仏山の巡回をしてきました。
出発した時は青空が広がる天気でしたが、山頂へ着くと雲が広がり、霧雨が降る天気となっていました。
山の天気は変わりやすいので、登山時はレインウェアを必ず持って行くようお願いいたします。
さて、暦は9月に入り至仏山に咲く花の方はヒメシャジンやタカネトウウチソウ、オヤマリンドウなどが咲いていましたが、花全体での盛りは過ぎ、秋の季節へと移ろっているのを感じました。
今日は至仏山巡回時に観察出来た植物の実の紹介をしたいと思います。
まずは東面登山道を登り始めたところで見られた実。
オオカメノキの実になります。
7月頃に白い花を咲かせ、今では見事な赤い実を付けていました。
ウメバチソウの実
今でも、可愛い白い花を至仏山各所で見ることが出来ますが、早いものは受粉をして実を成していました。
貴重なオゼソウも実になっています。
花も実も地味ですが大切にしましょう。
踏んだりしない様にお願いいたします。
高天ヶ原付近にあったマルバヘビノボラズの実
茎にはトゲがありますので気をつけて下さい。
小至仏山を下っている時に見付けたオオバギボウシの実
青い花を幾つも付けていた植物が実となっていました。
最後にゴゼンタチバナの実
可愛らしい赤い実を幾つも付けていました。
森林内で沢山見る事が出来ます。
これから秋になり食欲の高まる季節となってきますが、尾瀬の実は採取禁止ですし、中には人間にとって毒となる実もありますので好奇心で食べたりしないようお気をつけ下さい。
担当:坂上