- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.09.01
2020年9月1日ー山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺の生き物たち)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
研究見本園周辺でツキノワグマの目撃が多発しているため、当面の間研究見本園への立ち入り封鎖を行っております。
研究見本園入り口に封鎖情報を掲示しておりますので、付近に立ち寄られる際はご注意ください。
なお夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:曇り時々雨
■ 気温:23.1℃(最高気温) 17.2℃(最低気温)
今日は雲の多い一日で、涼しく過ごしやすい日でしたが、時折霧雨が降ったり、晴れたりと不安定な天気となりました。
本日は山ノ鼻周辺で見られた生き物を紹介していきたいと思います。
山の鼻ビジターセンターの前ではミヤマシシウドをムシャムシャ食べるキアゲハの幼虫を観察することが出来ます。
日に日に大きくなってきていて、成長を見守るのが日課になってきました。
毎日見ていると可愛く思えてきます。
そろそろ食べられる箇所が無くなってきたので、他の植物へ引っ越しする頃かな。
こちらはトゲザトウムシ。
広葉樹の森で見かけやすい種の様です。
テンマ沢の方へ歩いてみました。
ミズナラの葉にはナラハヒラタマルタマフシと言う名の虫こぶが沢山観察することが出来ました。
中には紅い物もあり、木の実みたいですが、ナラハヒラタマルタマバチの卵が中にあります。
テンマ沢湿原ではキジバトが脇からバサバサ!と飛んでいきました。
クマの出る所でいきなり出て来られると結構ビックリします。
そして今の山ノ鼻周辺におけるクマの動向も変わってきております。
ツキノワグマの主食だったミズバショウの実が無くなり、樹上の木の実へ食べ物をシフトしてきています。
天然カラマツ付近のシウリザクラの樹上に出来た熊棚。
鳩待峠から来られる方はこれからは樹上にもご注意ください。
近くの樹上にクマが居た場合、クマは木の上の食べ物に夢中なので、人を襲うために降りてくることはまずありませんが、クマ鈴などを鳴らして気をつけて通過していただければと思います。