- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.08.28
2020年8月28日ー山の鼻ビジターセンターより(今朝の尾瀬ヶ原のようす)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
研究見本園周辺でツキノワグマの目撃が多発しているため、当面の間研究見本園への立ち入り封鎖を行っております。
研究見本園入り口に封鎖情報を掲示しておりますので、付近に立ち寄られる際はご注意ください。
なお夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:26.4℃(最高気温) 17.8℃(最低気温)
今朝の尾瀬ヶ原は爽やかな秋風がふいていました、お花は夏から秋の植物へと移り変わり始めています。
今朝の尾瀬ヶ原と咲いている花の様子を紹介します。
山ノ鼻地区の植物研究見本園で、沢山咲いているのが見られました。
エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
早くも尾瀬の最終花と言われる、エゾリンドウが咲き始めました。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋麒麟草)
この花は終盤です、尾瀬ヶ原では大きいので目立ちます。
池塘と歩荷と燧ヶ岳
尾瀬では歩荷(ボッカ)さんが、山小屋に食料品等運搬しています。
池塘と至仏山
今年の尾瀬ヶ原はハイカーが少なく、静かな尾瀬ヶ原が楽しめます。
湿原も少し褐色に色づいてきました。
ヒツジグサ(羊草)
早朝なので花は開いていませんが、まだヒツジグサの花は楽しめます、葉は少し紅葉してきました。
ウメバチソウ(梅鉢草)
咲き始めです、花は白くて大きいので湿原では目立ちます。
ミタケスゲ(御嶽菅)
ミタケスゲ・ヌマガヤなどの種子を採取し、アヤメ平の荒廃地に蒔き湿原回復作業に使っている植物です。
ミズギボウシ(水擬宝珠)
先日まで湿原で綺麗に咲いていましたが、もう種子になっています。
アケボノソウ(曙草)
林内や湿原で見られます、夏の終わりとともに終盤です。
このところ晴天が続きますが、時には雷雨があったり朝晩の冷え込みがありますので、お越しの際は身支度をしっかり整えて下さい。
担当:笹原