- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2019.08.25
2019年8月25日-尾瀬沼ビジターセンターより(好日、大江湿原)
■天候:晴れ
■気温: 15.7℃【9時】 20.7℃【昨日の最高気温】 11.2℃【今日の最低気温】
ブログをご覧のみなさん、こんにちは。
朝晩、めっきりと涼しくなりました。秋の気配が漂い始めた尾瀬沼周辺です。
尾瀬沼ビジターセンターの玄関脇では、キベリタテハが翅を休めていました。
【キベリタテハ】
キベリタテハの幼虫は主にダケカンバの葉を食し、山地帯、亜高山帯でよく見られます。晩夏を象徴するチョウといえます。
【大江湿原点描・ミヤマアキノキリンソウ】
ミヤマアキノキリンソウが晩夏の大江湿原を彩ります。ご家族連れの和やかな時間も流れています。
【大江湿原点描・オクトリカブト】
毒草として知られるトリカブトの仲間ですが、木道を歩くハイカーとのカットも大江湿原のひとつの表情です。
(尾瀬沼周辺で見られるのは主にオクトリカブトです。)
【大江湿原点描・キアゲハ(幼虫)】
キアゲハの幼虫をオオバセンキュウに見つけました。すでに葉はほとんど食べ尽くされていますが、この先どう食いつないでゆくのでしょうか。些細な光景かも知れませんが、湿原の片隅で見られた小さなドラマでした。
【大江湿原点描・ミズギク】
湿原を彩るミズギクもまだまだ健在です。晩夏の陽射しを受けてハイカー達を迎えてくれてます。
【大江湿原点描・タムラソウ】
タムラソウも見頃を迎えました。よく「なんていうアザミでしょうか?)と尋ねられますが、同じキク科であり確かに花はアザミの仲間によく似ていますね。見分け方のひとつとして、タムラソウの葉には刺がありませんので確認してみてください。
夏の喧噪が過ぎた大江湿原をのんびり楽しむのもいいですね。今回は、行き交う人々と季節の花々を中心に撮ってみました。
湿原は夏から秋の花々へとバトンタッチ。そして、秋の足音を聞きながら・・・。
担当:松田