- 今日の尾瀬
- 2018.07.10
2018年7月8日-山の鼻ビジターセンターより(鳩待峠~山ノ鼻間林内の様子)
■ 天気:曇り
■ 気温:21.9℃(最高気温) 14.6℃(最低気温)
本日上山途中林内の植物や樹木の取材をしてきましたので、その様子を紹介します。
トリアシショゥマ(ユキノシタ科)草丈が大きく林内で目立ちます、側枝はよく分枝し鳥の足形
に見えることから名がつけられました。
オニシモツケ(バラ科)山地の谷沿いに群生し花は小さいが多数付けます、トリアシショウマと同様
草丈が大きくうす暗い林内で目立ちます。
サンカヨウ(メギ科)先日まで純白で美しい花が咲いていましたが、山の季節は進のが早く今は種になり、
秋を迎える頃には黒紫色のブルーベリーみたいな果実がみられます。
ブナの木(実)今年の尾瀬、植物・樹木等は種子の付きが良さそうです、ブナの大木を見上げると
トゲ状の堅果の種子が多く見えました。ブナの実は人間も食べられます、ツキノワグマ
は冬眠の体力を蓄えるための、重要な食糧の一つです。
ミネザクラ(バラ科)山の川上橋付近で見つけました、樹木は小さいが黒色の実が沢山付いていました。
ダケカンバ(カバノキ科)シラカバより高所にある、尾瀬ヶ原(1400m)は両方のカンバが生育しているが、
鳩待峠方面に標高が上がるとダケカンバになります。木は大きくなると写真の
ように樹皮が剥がれきます、昔地元の人はこの皮を剥ぎ取り、かまどの焚き付
けに使ったそうです。(皮・木は油分が多くよく燃える)
鳩待峠から尾瀬ヶ原方面は下りの木道傾斜となります、雨等で濡れると滑りやすいので滑り止め等にしっかり
足をかけ、転倒しないように注意が必要です。
担当:笹原