- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.10.21
2024年10月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(初冬)
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2024年の尾瀬シーズンも、あとわずかとなりました。尾瀬周辺のアクセス、各施設の営業終了(閉鎖)予定、尾瀬ヶ原の橋板撤去予定などについては、こちらの「2024年シーズンオフ関連情報」でご確認ください。
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■天気:晴れ
■気温:2.7℃(9時)15.6℃(昨日の最高気温)-4.8℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日6時24分、-4.8℃を記録し、今シーズンで最も寒い朝を迎えました。はじめに、尾瀬沼周辺の初冬の風景をご紹介します。
【展望デッキより燧ヶ岳をのぞむ】
朝6時。燧ヶ岳は朝日を浴び、うっすらと赤く染まっていました。風がほとんどなかったため、尾瀬沼に赤く染まった燧ヶ岳が映っています。大江湿原は霜で真っ白になっていました。
【コハクチョウ】
最近、尾瀬沼でコハクチョウを見かけるようになりました。つがいのコハクチョウでしょうか、仲良く同じタイミングで頭を水中に潜らせて、何かを啄んでいるようでした。尾瀬沼は鳥たちにとって生活の場であり、命をつなぐ場であり、次の目的地へ向かうための休息の場でもあります。
【霜の花】
花期を終えた植物に霜が降り、朝日を浴びて光り輝いていました。まるで氷の花が咲いているようです。あっという間に溶けてなくなる儚い花です。
【霜が降りた木道は要注意】
霜が降りた木道は、非常に滑りやすいため注意が必要です。冷え込みが徐々に深まっていくこの季節、特に早朝は木道に霜が降りていたり、凍結していることが多いため、桟木(木道に渡されたスリップ防止のための細長い木材)を利用して慎重に歩きましょう。
【テングノコヅチの実】
沼山峠へ向かう登山道の途中でテングノコヅチの実を見つけました。赤い実を天狗が手にしている小槌に見立てたことに由来しています。
【ボランティアハウス撤去の様子】
本日、沼山峠登山口に設置されていたボランティアハウスが撤去されました。ボランティアハウスとは、鳩待峠、大清水、沼山峠各登山口に設置された、尾瀬でボランティア活動を行う方々の活動拠点になっている詰所です。沼山峠は豪雪地帯のため、例年、雪解け後の6月頃に設置され、尾瀬のシーズン終了前に撤去されます。今シーズンも多くの尾瀬ボランティアの皆さまの協力をいただきました。尾瀬ボランティアの活動状況については、2024年6月4日-尾瀬沼ビジターセンターより(ミズバショウがんばってます!)、2024年9月2日-尾瀬沼ビジターセンター(ありがとう尾瀬清掃活動)、2024年9月10日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬自然解説ガイドと歩く尾瀬沼)をご覧ください。尾瀬を楽しむだけではなく、尾瀬のために何か始めてみたい方、ぜひ、尾瀬ボランティアとして活動を始めてみてはいかがでしょうか。詳しくは、尾瀬を支えるをご確認ください。
<ご注意>
◆ツキノワグマにご注意ください。出会い頭の事故にならないようにクマ鈴の携行などの安全対策をお願いします。
◆登山道には古くなって破損した木道や階段があります。割れたり、傾いたりしていますので気をつけて歩きましょう。
<お知らせ>
10月1日より会津バス沼山峠行きの発着が、「会津高原尾瀬口」から「会津田島」へと変更となりました。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。合わせて御池~沼山峠間シャトルバスの運行時間も変更となります。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。
<ご案内>
◆「尾瀬からのお便り」
「尾瀬からのお便り」イベントを行っています。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第四弾」はこれまで好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ、木々の紅葉、エゾリンドウ、燧ヶ岳)
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