- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2024.09.27
2024年9月27日-山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原の様子)
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尾瀬にお出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:曇り
■気温:25.2℃(最高気温)12.7℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
尾瀬ヶ原では、草紅葉の季節を迎えています。
現在、黄金色に黄緑色が少し混じる草紅葉となっています。
皆さんは、黄金色と黄緑色の混じる割合がどのくらいの草紅葉がお好みでしょうか?
本日は、尾瀬ヶ原の様子をお伝えします。
【朝の研究見本園】
朝露にしっとりと濡れた湿原は、鮮やかさを増しているように感じられます。
花たちも朝露に濡れて、色鮮やかに見えます。
【尾瀬ヶ原の風景】
24日に撮影した風景です。秋空の下、上田代から燧ヶ岳がくっきりと姿を見せてくれました。中田代の池塘付近で、ウルシの葉が赤く色づいていました。現在はもう少し湿原の色づきが進んでいることでしょう。
【水辺で】
すでにミズバショウが新しい芽を出していました。冬の間、雪のふとんに守られて、来春また花を咲かせてくれるのが楽しみです。アカハライモリが池塘の縁の浅いところにたくさん群れていました。寒くなってきたので、冬眠の準備でしょうか。アカハライモリは、気温が10℃以下になると陸に上がり、落ち葉やミズゴケの下で冬眠するそうです。
【見つけた虫】
花の数が少なくなっていますが、まだ白い花を咲かせているサラシナショウマの上で、ハチが急がしそうに蜜を吸っていました。赤いマユミの実にいたのは、キバラヘリカメムシの幼虫です。近くに黒い背中の羽がお尻まで伸びた成虫もいました。このカメムシは、青リンゴのような匂いがするそうなので、匂いを嗅いでみました。さあ、果たしてどんな匂いだったでしょう。
尾瀬は、国立公園のため動植物の採取や落ちている葉などの移動は厳禁ですが、優しく触る・匂いを嗅ぐことはOKです。虫はなかなか難しいですが、木の幹や葉、花などを優しく触ってみたり、匂いを嗅いでみたりして、楽しんでみてはいかがですか。
【お知らせ】
◎三条ノ滝園地において、老朽化した展望台の改修工事が行われています。
詳細につきましては、三条ノ滝園地通行止めのお知らせ をご参照ください。
◎富士見峠の公衆トイレは、故障のためご利用できません。ご注意ください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付、募金、協力金等をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
「第四弾」「色とりどりな尾瀬の秋」です。
尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺