- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2023.06.09
2023年6月9日-山の鼻ビジターセンターより(雨上がりの尾瀬ヶ原)
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〇尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2023(令和5)年尾瀬シーズンについての確認をお願い致します。
〇【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
【ご注意ください】
※5月7日~6月30日まで、植生保護のため至仏山登山道は閉鎖となっております。
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■天気:雨のち曇り
■気温:20.1℃(最高気温) 10.4℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
尾瀬ヶ原の牛首分岐まで巡視してきました、雨上がりの尾瀬ヶ原は植物がみず々しく新鮮です。
また、鳥(カッコウ、ホオアカ、ヒバリなど)やカエルの合唱でにぎやかでした。
【ミズバショウ】
水辺に咲くミズバショウ・リュウキンカ等、春の花は終盤となりました。
【ズミ(酸実)】
緑の湿原にズミの白い花が目立っていました。
【ナガバノモウセンゴケ(長葉の毛氈苔)】
この植物は食虫植物です。
【レンゲツツジ(蓮華躑躅)】
尾瀬ヶ原のレンゲツツジ(蕾)は間もなく開花します。
【ワタスゲ(綿菅)】
ワタスゲの果穂は乾くと綿毛(フワフワ)となります。
【ニッコウキスゲ(日光黄菅)】
夏の花ニッコウキズゲ(蕾)、開花は6月下旬~7月です。
【ヤマドリゼンマイ(山鳥薇)】
ヤマドリゼンマイの葉が開いてきた様子が見られました。
【ナナカマド(七竈)】
湿原(湿地帯)のナナカマド(蕾)はめずらしく、多くは林内で見られます。
これから尾瀬は梅雨の時期に入り、木道が濡れると滑りやすかったり、気温が急に下がったりしますので、尾瀬にお越しの際はしっかり身支度を整えて来てください。
ツキノワグマに御注意ください。
尾瀬内でのツキノワグマ目撃情報が多数寄せられています。
遅い時間に山小屋に到着される方、下山される方がクマに遭遇する事例が多いです。
早朝・夕方はクマの活動時間であるため、遭遇する危険性が高くなります。
もともと尾瀬はツキノワグマの生息地です。
尾瀬を散策する時には、クマの生息地を訪れるということを忘れず、安全に尾瀬を楽しんでいただくため、クマに遭遇しないための次の行動を心がけてください。
・行動時はクマ鈴など音が出る物を身につけて人間の存在をアピールする。
・食べ物を木道などに落としたり捨てたり放置したりしない。
・早朝や夕方はクマの活動時間であるため特に注意する。
・クマを見かけても騒がず、静かに速やかに立ち去る。
・クマを見かけても写真などを撮って刺激しない。
・子グマの近くには親グマが必ずいるので特に注意する。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2023年第一弾(水芭蕉・至仏山・燧ヶ岳)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 笹原