神出鬼没の人気者(可愛らしい姿からは想像できない生活とは – オコジョ)

解説

 オコジョは体長20cm程の胴長短足の姿をしたイタチの仲間です。

 その小ささと素早さから、木道を猛スピードで横切ったり、木道の間から顔を出したかと思うと別の場所に現れたりと、出会うのも観察するのも難しい動物です。

 愛嬌のある顔や動きはまるで作り物のようですが、細長い体を活かして地中にいるネズミを主食としたり、体が倍以上もあるノウサギに飛び乗って殺すなど、気性が荒い面も持っています。

■突然木道脇から顔を出したオコジョ

 冬眠することなく一年中餌を探して活動するオコジョは、冬になるとしっぽの先だけが黒く、あとは全身白色の冬毛になり、誰も訪れることのない冬の尾瀬を動き回ります。

 ビジターセンターではオコジョの目撃情報を通報してくれた方に、おこじょ発見証明証を発行しています。

 通し番号の入った証明証ですので、是非ご一報ください。

■10月下旬頃のオコジョ。白い冬毛へと移り変わる途中なのがよくわかる

◆ 動画による紹介(クリックすると表示されます)