草紅葉と紅葉(冬直前に見せる錦秋の装い)
- 時期 : 9月下旬~10月中旬
- 場所 : 湿原(上田代の逆さ燧ベンチ)
- 観察や学習の対象 : 植物,
- 学習の目的や育てたい能力 : 観察,感動,比較対照,
解説
尾瀬の夏は短く、8月下旬にもなると湿原には初秋の気配が漂います。
生命力あふれていた夏の湿原は、いくぶん水気が抜け、風が葉の擦れる乾いた音を立てます。
こんな季節の変化は日を追うごとに大きくなり、9月下旬には湿原全体が見事な草紅葉となります。
草紅葉は湿原の植物が紅葉し、様々な色が混じり合い、日差しによっても濃淡が変わるので、同じ道でも時間や進む方向を変えると、また違った印象となります。尾瀬ヶ原や尾瀬沼を取り囲む山々の紅葉は、草紅葉より10日ほど遅れて見頃を迎えます。
■上田代の草紅葉と紅葉した至仏山