- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.10.08
2022年10月8日-尾瀬沼ビジターセンターより(ビジターセンター再開のお知らせ)
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◆尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
◆2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参照ください。
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■天気:雨時々曇り
■気温:6.5℃(9時)8.3℃(昨日の最高気温)5.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
ご周知の通り、10月3日(月)、職員1名が新型コロナウイルス陽性となったため、尾瀬沼ビジターセンターを一時閉館しておりましたが、本日10月8日(土)より運営を再開いたします。
これに伴い、尾瀬沼ビジターセンターのブログも更新を再開いたします。
【賑わう尾瀬沼ビジターセンター】
三連休の初日ということもあって、朝からたくさんのハイカーにお越し頂いています。
今年度は10月31日(月)まで運営しておりますので、是非お立ち寄りください。
【燧ヶ岳と青空】
本日は朝から雨が降り続いていましたが、少しだけ雲の切れ間から燧ヶ岳や青空を望むことができました。
連日天候が不安定で、風が吹くと大変冷えます。防寒着、特に手袋をお持ちになって尾瀬へお越しください。
【草紅葉(くさもみじ)の様子】
大江湿原では草紅葉が見頃を迎えています。8時半頃には30人近いハイカーが思い思いに散策されていました。
【ダケカンバの黄葉】
尾瀬沼周辺ではダケカンバが少しずつ黄色に色づいてきました。気温が低下すると植物は光合成をうまく行えなくなります。寒い時期に葉がついているとエネルギーを余分に消費してしまうため、種によっては葉を落とします。その時に葉の葉緑体中のクロロフィルに含まれる窒素やマグネシウムを枝へ吸収するためにクロロフィルが分解されます。クロロフィルの分解によって緑色の色素が消え、隠されていたカロテノイドという色素が出現することによって葉が黄葉します。
【レンゲツツジの紅葉】
大江湿原内では赤く染まったレンゲツツジの葉が目立ちます。紅葉も黄葉と同じように気温の低下によって引き起こされ、クロロフィルが分解されて緑色の色素が消えるところまでは同じですが、葉に含まれる糖類が紫外線の影響を受けてアントシアンという色素が生成されることで葉が紅葉します。
【サルオガセの仲間】
木に幽霊のようにまとわりついている植物のようなものはサルオガセという地衣類(菌類と藻類の共生体)の仲間です。
一見すると植物のように見えますが、実はキノコやカビに近い菌類の仲間になります。体の中に藻類が共生しているため植物のような淡い緑色に見えます。地衣類の仲間は木に寄生しているわけではなく、木の表面に張りついているだけです。そのため、栄養の補給は体の中にいる藻類が光合成によって作り出す生産物を頼りにしています。
最後に尾瀬沼ビジターセンターの秋のイベントのご紹介です。
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◎尾瀬沼ビジターセンターのイベント開催について
宿泊者だけでなく、日帰りの方も楽しめるイベントもたくさんあります。
ぜひ、秋の思い出作りに参加してみてはいかがでしょうか。
★1「秋のおぜぬまビンゴ」
こちらは、現在開催中のイベントです。
尾瀬沼特製ビンゴ用紙をお渡ししますので、ビンゴを達成してください。
ビンゴされた方には、ビンゴ限定缶バッジを差し上げております。
参加費:無料
実施日:9月1日~10月15日まで
★2「秋の尾瀬からのお便り」
美しい尾瀬の思い出を綴ったり、普段お世話になっている方、気になるあの人へ、
尾瀬から「秋のお便り」を出してみてはいかがでしょうか
(檜枝岐郵便局さんで、尾瀬の風景印を押してもらいます。)
参加費:ハガキ 100円(材料費として)
封筒と便箋 150円(材料費として)
実施日:9月1日~10月15日まで
★3「秋の星空観察会」
参加費:無料
実施日:10月15日(土)、10月16日(日)、10月17日(月)
こちらは、夜のイベントになりますので、尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。
*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター