- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.09.11
2021年9月11日-尾瀬沼ビジターセンターより(会津沼田街道を歩く)
==================================================================
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
==================================================================
■天気:曇時々雨
■気温:15.2℃(9時)23.0℃(昨日の最高気温)14.2℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
今日はどんよりと重そうな雲が燧ヶ岳を覆っています。
時おり小雨が降っておりますが、
予報では午後から回復するようですので期待したいと思います。
【大江湿原の様子】
草紅葉は日に日に色味を増しています。
グラデーションが美しいです。
さて、先日は「道行沢」(みちぎさわ)、会津沼田街道を
沼山峠から七入(なないり)まで歩いてきましたので
その様子をお伝えしたいと思います。
沼山峠休憩所と公衆トイレの間から登山道に入ります。
【道行沢入り口】
この日はあいにくの雨でしたので霧で真っ白です。
沼山峠より30分ほど進むと抱返ノ滝があります。
【抱返ノ滝】
雨の日の滝は迫力満点です。
以前に屋久島を訪れた際、
雨で予定が狂って困っていた時に、宿のご主人が
「こんな日は滝を見に行くといいよ、雨の日しか見られない滝があるから」
と、親切に滝を案内してくれたことがありました。
お天気が悪くても、楽しみ方はいろいろあります。
滝を見ることもその一つだと教えていただいたことを思い出しました。
また、ホコリタケに雨粒が落ち、穴から粉(胞子)を噴き出す様子は
雨粒のような少しの力でも胞子が出ることがあるのだと、新しい発見でした。
【ホコリタケ】
さて、道行沢の登山道ですが
道行沢や赤法華沢、硫黄沢にかかる橋を何本も渡りながら緩やかに下っていきます。
また、ブナの木が美しい森ですので、これからの紅葉の季節が楽しみです。
【ブナの木】
そして、七入から御池(みいけ)に戻ると
晴れ間が広がっていたので、御池古道を少しだけ散策しました。
御池ロッジの裏手より御池古道に入ります。
【スモウトリ田代】
小沼田代は御池駐車場から徒歩5分の距離にありながら
尾瀬沼周辺とほとんど変わらない湿原の植物を観察することが出来ます。
是非、バスの待ち時間などにお立ち寄りください。
このように雨の日でも楽しめる尾瀬。
多少お天気が悪くても気を落とさず、
楽しみを見つけて思い思いに尾瀬の自然を満喫してください。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター