- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.07.26
2021年7月26日-尾瀬沼ビジターセンターより(夏山登山シーズンが始まります)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:晴れ
■気温:18.6℃(9時)24.3℃(昨日の最高気温)13.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
梅雨も明け、いいよ夏山シーズンがやって来ました。
昨日は燧ヶ岳に巡回に行ってきましたので、その様子からお伝えします。
長英新道は、標高差が700m程しかなく、4合目までは比較的なだらかな登山道です。
そのためか、ぬかるみが多く歩きにくいのが特徴です。
スパッツやゲイター等ぬかるみの対策が必要となります。
燧ヶ岳は、どの登山道も8合目付近から上部は、ほとんど日陰がありません。
これからの夏山では、熱中症への対策として十分な水分を準備する必要があります。
ちなみに私は1.5リットルの水を持っていましたが、午前11時に御池に下りる時には残り300ミリリットルくらいでした。これで午後も行動するとなると2リットルでも足りないかもしれません。
また、熱い日差しを遮るために大きめの帽子を被る、水分とともにミネラル補給の塩飴等を用意するなど、事前準備をしっかりとしましょう。
山頂からの360度の雄大な景色。
しっかり準備して登山した先には、このようなご褒美があります。
山頂からの景色もさることながら、お花のご褒美もあります。
熊沢田代では今がピークのワタスゲが見事でした。
広沢田代では、キンコウカが咲き始め、湿原が黄色に染まり始めていました。
山頂だけが登山ではありません。
自分の体力や体調に合わせた計画で夏山を楽しみましょう。
さて、最後に大江湿原のニッコウキスゲの様子です。
定点Bは、見晴方面への分岐よりさらに沼山峠方面へ進んで尾瀬沼方面を振り返って撮った写真です。
【定点C】
定点Cは、見晴方面の分岐になっている尾瀬看板のテラスから燧ケ岳方面を撮った写真です。
ニッコウキスゲのピークは過ぎたようですが、大江湿原は次々と夏の花が咲き始めました。
ニッコウキスゲに代わって咲き始めた花々。
大江湿原においでになって、いろいろな花を観賞してみませんか。
最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター