- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.07.19
2021年7月19日-尾瀬沼ビジターセンターより(朝靄の中の尾瀬沼)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:晴れ
■気温:20.9℃(9時)28.3℃(昨日の最高気温)12.5℃(今日の最低気温)
昨日の午後激しい雷雨がありましたが、夕方には夕焼けを見ることが出来ました。
そして今朝も青空が広がりました。晴れると朝の空気は冷え込み、大江湿原や尾瀬沼には朝霧が立ちこめて、幻想的な景色が広がります。
夕焼けも朝霧もたくさんの人が良い写真を撮ろうとカメラを構えていました。
尾瀬沼周辺の主役はなんと言ってもニッコウキスゲですが、昨日まで見なかった花が次々と咲き始めています。
カヤツリグサの仲間などで隠れてしまう花もあるなかで、背を伸ばして黄色い花を咲かせるオタカラコウは目立ちます。
その反対に、緑色の花で他のものと紛れてしまうタカネアオヤギソウや背の低いミズチドリなども湿原を彩る花たちです。
そして肝心のニッコウキスゲの定点写真です。1枚目は奥ッ沢から三本カラマツ、第一大江橋を撮った写真です。
2枚目は見晴方面への分岐よりさらに沼山峠方面へ進んで、尾瀬沼方面を振り返って撮った写真です。
そして3枚目は見晴方面の分岐になっている尾瀬看板のテラスから燧ケ岳方面を撮った写真です。
ニッコウキスゲについては、この数日の花の数は大きな変化がなく、今年の見頃を迎えていると言っても良いように思います。まだ花芽の数も多いため、この状態があと4,5日は続くのではないでしょうか。
先週末にはニッコウキスゲを見ようと多くの方が尾瀬を訪れ、楽しんでお帰りになりました。強い日差しを受けながら木道を歩き、花の写真を撮ろうと立ち止まる時間が続くと熱中症の心配もあります。雷雨の心配もあります。これらに備えて十分な準備をしてお出かけになること、体調に不安がある方は入山は控えることなど、ご協力をぜひお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター