- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.07.19
2021年7月19日—山の鼻ビジターセンターより(至仏山の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:晴れ
■ 気温: - ℃(最高気温) - ℃(最低気温)
※ 気象計測機器点検整備の為未計測
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今回は、至仏山の様子をお届けします。
山ノ鼻から山頂を目指す登山道は コースタイム3時間。急登が続きます。
巡回の前日(7/17)も一日快晴だったのですが、後半にかけては水が流れている場所が目立ちました。
登山を計画されている皆さんには、やはり防水機能のあるハイカットのトレッキングシューズを使用して頂きたいと思います。(山行中に靴の中に泥水が入ってしまったときのあの不快感と言ったら、もう・・・)
少々過酷な登りですが、そんな道中にも癒しのひとときが。
イワイチョウ。
よく観察すると、花弁が波打つような形になっていてとてもおしゃれです。
イワシモツケ。
小指の先ほどの小さな白い花がたくさん集まって咲きます。
疲れも少し和らぎました。
登りは苦しいものです。
それに、体力も人それぞれ。
疲れたら無理せず休憩をとる。
はやい人には先に行ってもらう。
花や風景に癒してもらいながら、山を楽しむのが一番です。
自分のペースを大切に 一歩一歩 進みましょう。
高天ヶ原から見下ろす尾瀬ヶ原。
拠水林も含め、湿原全体の様子がよくわかります。
山ノ鼻から登ったからこその風景です。
ホソバヒナウスユキソウ。
終盤に入ってきてはおりますが、高天ヶ原~山頂にかけて まだご覧頂けます。
山頂からの眺望。
遠くの山脈までよく見えました。
運が良ければ、富士山が見えることもあるそうです。
至仏山から小至仏山にかけての稜線。
あまりにも贅沢な稜線歩きが叶う場所です。小至仏山の奥には笠ヶ岳が見えます。
人が多い時には心にゆとりをもって、限られた登山道を譲り合うよう お願い致します。
オヤマ沢田代のワタスゲの様子。
尾瀬ヶ原ではもう終わってしまった植物が、山の上では遅れて咲きます。
ワタスゲたちもこの通り、フワフワです。見逃してしまった方!まだ大丈夫ですよ!
私もとても嬉しくて、久しぶりに撫でて参りました。
アカモノ。
開けた眺望は名残惜しいもので、林内に入ると少し寂しい気持ちになります。
けれど、林の中にも見所はいっぱいあります。
たとえばこんなお花。赤い実をつけるアカモノです。
梅雨明けから数日 空の青さや山の緑の美しさが格別な季節の到来!
それと同時に既に30度を超えるような日も出てきており、尾瀬もたいへん暑いです。
熱中症対策を十分に行い、花の名山・至仏山で自然のパワーを存分にチャージしてください。
担当:佐久間