- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.07.15
2021年7月15日—山の鼻ビジターセンターより(雨の尾瀬ヶ原を楽しむ)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:雨のち曇り
■ 気温: - ℃(最高気温) - ℃(最低気温)
※ 気象計測機器点検整備の為未計測
ブログをご覧の皆さんこんにちは。
今朝 雨の尾瀬ヶ原を取材してきました。
雨の日は憂鬱なもんですが、湿原・植物・池塘にとっては恵の雨なんです。湿原のミズゴケ・モウセンゴケ他植物は生き生き・池塘は潤い、時にはアカハライモリ・カエルなども濡れた木道に出てきます。
そんな瑞々しい尾瀬ヶ原の歩行を楽しんで下さい。
尾瀬の剛力ボッカさん
赤田代の山小屋までの長距離だそう。荷重は75㎏前後ありそうです。こんなボッカさんがいるので食材がお客様に提供できます。
ナガバノモウセンゴケ
雨に濡れたモウセンゴケは生き生き、場所によっては小さいが花が咲き始めています。
キンコウカ(金黄花)
花は下方から咲き始め上方へ。この植物は小さいですが 尾瀬ヶ原・アヤメ平等で群落で生息しています。花はまだ咲き始めです。
雨の池塘・木道・山風景
雨の池塘は雨粒が跳ね上がり 面白いです。木道も濡れひかり、山には霧がかかったり 取れたりと変化があり楽しめます。
ニッコウキスゲと濡れた木道
ニッコウキスゲの時期になりましたが、残念ながら群落が見られなくなりました。(下ノ大堀付近等シカ柵で囲った所は群落が見られます。)
コバギボウシ(小葉擬宝珠)
場所は上田代の逆さ燧池塘付近の休憩ベンチ。開花はもう少し先です。
雨で潤う池塘
池塘にはヒツジグサの葉が密集しているのが見られます。まだ時間が早いのでヒツジグサの花は開いていませんでした。長細い浮島は珍しいですね。
ノリウツギ(糊空木)
緑の中に白い花が映えます。
まだ咲き始めですが尾瀬ヶ原の方で見られます。
ワタスゲ(綿菅)
連日の雨で綿毛は中々乾かず、フワフワと飛ぶのは晴れ待ちです。
ミズチドリ(水千鳥)
緑色の湿原に白い花が映えます。この花もまだ咲き始めです。
今日の尾瀬ヶ原は午前中雨で 昼頃には止み、午後は日が差したり 曇ったりの日でした。
尾瀬は山岳で天候は変わりやすく 急に雨が降ったり、雷が鳴ったりします。
天気予報を確認し・身支度はしっかり整えてお越し下さい。
担当:笹原