- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.06.01
2021年6月1日-尾瀬沼ビジターセンターより(裏燧林道の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■天気:晴れ
■気温:11.2℃(9時)16.2℃(昨日の最高気温)0.4℃(今日の最低気温)
尾瀬沼は昨日の朝ほどの冷え込みではありませんでしたが、最低気温が0.4℃を記録して、二日続けて霜が降りました。
天候にも恵まれて、昨日の夕方も次第に紺色に変わっていく空にシルエットで浮かぶ燧ヶ岳を撮そうとカメラマンが待ち受けていました。
5月30日に裏燧林道を見晴から御池に向かって歩いてきましたので、今日のブログではそのときの様子をお伝えします。
赤田代を過ぎて段吉新道に入ると、樹林帯の中でタムシバやオオカメノキの白い花やムラサキヤシオの赤紫色の花が鮮やかに目に飛び込んできました。このような木に咲く花が例年より多く咲いているように思いました。
途中倒木がありましたが、通りすぎるのに特に問題はありませんでした。
兎田代上分岐から裏燧林道に入りますが、裏燧橋までには残雪はなく歩きやすい状態でした。
裏燧橋から残雪の上を歩く所が多くなります。道迷いの心配をすることはありませんでしたが、雪解け水で足の踏み場を探すようなこともあります。
沢を渡るところもたくさんありますが、新しい橋が2カ所架け替えられていて、歩きやすくなっていると感じました。
この倒木も回り込むことで問題なく通過できました。
この裏燧林道の一番の見所は、ここから連続して広がる湿原のお花でしょう。
雪解けが終わったばかりの湿原で、あまり期待をしないで出かけたのですが、ミズバショウとワタスゲが花をつけていました。
ワタスゲの数が多く見えて、綿毛になった景色が見られるこれからが楽しみです。
御池まで降りて、ご褒美が待っていました。
林間に可憐な花を咲かせるサンカヨウですが、まだつぼみからやっと目覚めたところで、これからが見頃と思えました。
最後に、体調に不安のある方や自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも慎重な判断ををお願いします。
尾瀬沼ビジターセンター