- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.10.27
2020年10月27日-尾瀬沼ビジターセンターより(明けの明星と共に)
==================================================================
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
尾瀬では今月中に営業を終了する施設や閉鎖する施設があります。お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
令和2年シーズンオフの予定について
==================================================================
■天気:晴れ
■気温:3.5℃(9時)6.4℃(昨日の最高気温)-0.7℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
ここ数日気温の低い日が続いています。何人かの管理員からは『少し寒さに慣れたてきた?』との声も聞きますが、10℃を越えない尾瀬はやはり寒いです。
今日の天候は晴れ、朝の大江湿原散策でも風が少なく穏やかな朝となりました。
【明けの明星(金星)】
今朝の日の出は6時2分、空が白み始めた5時半頃に尾瀬沼ヒュッテさんの屋根の上に輝く明けの明星を見ることができました。
尾瀬ヶ原・尾瀬沼地区の山小屋は全て営業を終了しており、普段なら早出の宿泊者さんが活動を開始している時間帯ですが、灯りがない建物は尾瀬シーズンが終わりなんだと少し寂しく感じました。
【燧ヶ岳】
日の出直後には山肌が朝焼けしたの燧ヶ岳を望むことができ、朝から贅沢な時間を体験できました。
【燧ヶ岳】
日が昇ると今度は青空を背景に湖面はやや波立っていましたが逆さ燧も堪能できました。
尾瀬沼には多くのカモ類やオオバンなどの冬鳥が訪れ羽を休めています。
【3本カラマツ】
大江湿原で三本カラマツの黄葉、そして高い空が楽しめました。
【スズメ(スズメ科)】
ビジターセンター前にスズメとホオジロの混群が訪れました。尾瀬沼周辺では夏場にスズメを見かけることは殆どありませんが、暖かい地域に移動する群れがたまたま訪れたようです。
※混群~異なる種類の鳥が一つの群れとなって行動すること。
【ホオジロ(ホオジロ科)】
冬場は群れをつくって生活する小鳥が多く、混群を造ることも多く見かけます。今回はスズメ科のスズメとホオジロ科のホオジロでした。シジュウカラなどのカラ類の混群にコゲラ(キツツキ科)が混じっていることも見かけます。
小鳥の群れを見かけたらどんな種類の小鳥がいるのかな?何故混群を造って過ごしているのかな?そんな疑問を考えるながら野鳥観察を楽しんでみましょう。
あと数日で私達ビジターセンターの管理員も尾瀬沼から離れることになります。
現在、尾瀬沼地区で宿泊できる場所はありませんのでご注意ください。
また、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
冷静な判断をお願いいたします。詳しくは尾瀬保護財団のホームページをご覧下さい。
担当:齋藤