- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.08.11
2020年8月11日ー山の鼻ビジターセンターより(清流のせせらぎ)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
研究見本園周辺でツキノワグマの目撃が多発しているため、当面の間研究見本園への立ち入り封鎖を行っております。
研究見本園入り口に封鎖情報を掲示しておりますので、付近に立ち寄られる際はご注意ください。
なお夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:32.0℃(最高気温) 14.7℃(最低気温)
皆様こんにちは、暑い日が続きますね。。
今日は山ノ鼻でも32℃を記録しました。こんな日は川の話題でもいかがでしょうか。
尾瀬は四方を山々に囲まれていますが、山ノ鼻周辺では主に至仏山・アヤメ平などを水源として、
その水は尾瀬ヶ原に下り、只見川となり三条の滝を経由して新潟県側に流れてゆきます。
暑さのせいでしょうか。尾瀬の水の流れに思いをはせながら、水辺をのぞいているとカゲロウの幼虫を見つけました。
タニガワカゲロウの仲間でしょうか。上流の水がきれいな環境に生息するグループです。
石と同化しているような体色をしていて、沢と一体になっているかのようです。
また別の石に目をやると、今度は小さな石つぶがあつまってできているものがいくつかありました。
ヤマトビケラなどの幼虫はこのような巣をつくり、川の中で暮らしています。
(トビケラは蛾に近い昆虫のグループで、幼虫とさなぎの時は水中で生活しています)。
幼虫は水中にいるのでなかなか見るのは難しいですが、
成虫になると木道の周りを飛び回ることもよくあります。
散策中にふと出会った虫も、もしかしたら水中で暮らしていた昆虫だったかもしれません。
担当:高橋