- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.07.04
2020年7月4日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳 見晴新道から御池へ)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨
■気温:15.4℃(9時)19.5℃(昨日の最高気温)12.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
昨日プライベートで燧ヶ岳に登ってきました。雨が続いている中、久しぶりに少し陽が射す天候に恵まれました。
ルートは見晴新道から登り、柴安嵓から俎嵓を経由し、御池におりました。
これから登る方の参考にルートの一部を紹介します。
見晴新道3合目を過ぎると、新しい木の階段ができていました。4合目、6合目の急斜面にも新しい階段が設置されていました。笹を薙いだ登山道は笹とぬかるみで滑りやすく、しかも急斜面で歩きにくかったのですが、階段のおかげで登りも下りもかなり楽になりました。
見晴新道の山頂は柴安嵓です。標高は2356m。この後いったん鞍部へ下りて俎嵓へ登ります。
下りはじめて間もなく、山頂直下に雪渓が残っていました。わずか20m足らずでも、下りは靴のかかとを押し込むように(登るときはつま先を蹴り込むように)安全に通過します。
俎嵓へ登り、御池に向けて御池新道へ下ります。
9合目の標識を過ぎたところで、雪渓が現れました。7合目まで、かなり長い雪渓です。
夏場は大きな岩がゴロゴロとした沢です。雪がたっぷり詰まり、固い雪ですので、慣れていない場合は滑り止めのアイゼン等が必要です。
また下りの場合、雪渓下部で7合目に分岐する地点(写真の赤い矢印の地点)を見逃してそのまま雪渓を下ると、道迷いの原因になります。
梅雨時に気温が下がりガスがかかると特に注意が必要です。登山道は、ピンク色のテープを目印に歩くように心がけましょう
安全な登山を心がけると、途中に熊沢田代や広沢田代の湿原があって、季節に応じた花が観賞できます。
尾瀬では7月1日より多くの施設が利用可能となりましたが、まだ利用できない施設もあります。
新型コロナウイルス感染拡大防止のためにも体調に不安のある方や、
自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山はお控えください。
担当:渡邉