燧裏林道:御池~兎田代(上分岐)

ルート解説

  燧ヶ岳北面の山腹を通るこのコースは燧裏林道と呼ばれ、御池から尾瀬ヶ原へと至ります。

 尾瀬でも有数の美しいブナ林を通るので、新緑や紅葉の時期にはぜひ利用したい場所です。

 御池から40分ほど木道や階段を登ると、燧裏林道で最大の湿原である上田代に到着します。

 見事な傾斜湿原と可憐に咲き誇る植物だけでなく、平ヶ岳や大津岐山などの山々の展望が楽しめます。

■草紅葉の美しい上田代と大杉岳

 上田代を過ぎると、すぐに横田代、西田代と点在する湿原を通過し、再びブナの巨樹が生育する森へと高山木道が誘います。

 うっかり見過ごしてしまうほど小さな天神田代という湿原を抜けると、渋沢大滝方面との分岐点に到着します。

 晴れた日には天神田代から燧ヶ岳の双耳峰が天を突くようにそそり立ち、天神田代の名前の由来に自然とうなずくことができます。

 ここから兎田代(上分岐)へは、裏燧橋という大きな吊り橋を渡り、ブナの森を緩やかに下る道となります。

■新緑の季節にはブナが美しい