鳩待峠~至仏山

ルート解説

 鳩待峠から小至仏山を経由して至仏山を目指すこのコースは、東面登山道と比べて傾斜が緩やかなので多くの人に利用されています。

 至仏山山頂から尾瀬ヶ原への東面登山道は登り専用となっていることから、鳩待峠から至仏山へ向かう場合は、往復してくることになります。

 至仏山から鳩待峠に戻ってくる場合も、比較的歩きやすいルートとなっています。

 鳩待峠から明るいブナ林を登り始めると、オヤマ沢田代までは樹林帯で歩きやすい登山道が続きます。

 遠くに尾瀬ヶ原が見え始める頃には周りも針葉樹が多くなり、標高が高くなってきたことが感じられます。


■少し標高を上げると周囲の森の背丈も低くなる

 オヤマ沢田代を通過すると、すぐに笠ヶ岳方面への分岐点に到着するので、標識にしたがって至仏山を目指します。
この辺りが森林限界で、しだいにハイマツが見られるようになります。

 小至仏山付近から至仏山頂までは岩稜の間で高山植物が可憐に咲き乱れます。

 初夏の頃には尾瀬で発見され名前が付けられたオゼソウなども多く見られます。

 山頂までは大きな岩の合間をぬって歩くことになりますますが、この辺りの岩(蛇紋岩)は大変滑りやすいため、濡れているときは特に注意が必要です。
また、植生保護のため柵や階段からは外れないようにしてください。

■コース途中から見た尾瀬ヶ原と燧ヶ岳