ヨッピ吊り橋~赤田代分岐

ルート解説

 尾瀬ヶ原の木道は平坦で歩きやすいのですが、最近では高架式の木道が多くなっているため、景色を見ながら歩く場合には踏み外さないように気を付けましょう。

 湿原だけでなく森の中を歩いたり、ヨッピ川を渡ったりと変化に富んだコースなので、季節を通じて尾瀬の様々な表情を楽しむことができます。

 特にヨシッ堀田代では景鶴山が間近に見え、思わず見上げてしまうような迫力があります。

 ヨッピ吊り橋から東電小屋まではヨシッ堀田代という湿原歩きです。

■東電小屋がひっそりと建つヨシッポリ田代

 6月上旬には東電小屋脇にあるチシマザクラが淡いピンクの花をつけ、湿原にはリュウキンカやミズバショウが群生し、遠くに残雪を抱く至仏山がそびえ立ち、明るい春の彩りに包まれます。

■東電小屋からの春の眺め

 東電小屋を過ぎ、眼下に只見川の荒々しい流れを聞きながらブナ林を歩くと、名もない小さな湿原に出ます。

 この湿原はザゼンソウをはじめ、さまざまな花が咲く穴場的な湿原です。

 大きな流れとなった只見川を渡れば、燧ヶ岳がぐっと近くに迫り、静かな湿原歩きが赤田代分岐まで続きます。